教祖誕生 プロット

 教祖誕生 プロット
1 青木 広島から上京、いくつかの仕事を転々とした後、自分で会社を起こすも、あえなく倒産。失意のどん底でマルクスの資本論に出会う。以後、徹底した共産主義者となる。ソビエト・東ヨーロッパが崩壊した現在でも、やがて資本主義が行き詰まり共産主義革命が起こると信じて疑わない。山谷の浮浪者は資本主義の犠牲者であると信じる。
「神が存在しないからこそ人間の手によって素晴らしい社会を作らなければならない」と信ずる。
2 佐々木 かつて共産主義者だった。朝日新聞記者。大学時代、唯物論にドップリ浸かる。唯物論者であるため神の存在を信じない。しかし娑婆においてアマイ汁を吸えないことには何の意味もないとして次第に共産主義を馬鹿にする。ベルリンの壁が崩壊した今、共産主義は信じていない。しかし唯物論は捨てていない。「我あり、故に我思う。この世に神は存在しない、だから見つからなければ何をしても構わない」。
3 山田 女 中卒。難しいことを言われても何ひとつ分からない。事故により足の不自由な母と十二歳、年の離れた弟がいる。父は山田の進めで三年前に離婚した。酒乱で酔うとすぐ暴力を振るう男だった。ひょんなことから女優になる。「難しいことは分からないが母と弟に楽な暮らしをさせてやりたい」と願う。カネのため風俗嬢になるとしたこともあった。しかし年齢が当時まだ17歳だったため、どの店でも断られる。未成年、特に18歳以下を使うとヤバイからだ。
4 長渕(小川英二)二十代後半まで売れなかった歌手。芸能界の色んなしがらみが襲いかかる。三十歳丁度で離婚、絶望。どん底で身体を壊し入院。俺は俺だ、と開き直る。京都に本山を置く、天地(あめつち)教にはまる。二年後に再婚。幸せな家庭生活を送る。曲も大ヒット、ミリオンセラーとなる。ヒットチャートも十三週連続一位。主演ドラマも高視聴率。役者としても開眼。離婚の後、山田と再婚。
子供に言う。「神様が見ているから悪いことしてはいけない」
5 福田 身長180cmの大男 大男の割に気が小さい。
 宗教をビジネスとして捉える。九州の定時制高校を卒業後上京。
大手電気メーカーの工場で働く。数年後に家電メーカーとして独立。自社ビルを建てるところまで会社を発展させる。丁度そのころ新聞が若手経営者の特集を組むので取材さて欲しいとやって来る。「奇跡の会社誕生」などと書かれる。福田は有頂天になる。
しかし手形詐欺に会い会社は倒産。
 身なりの良い紳士。最初の取引はうまく行く。やがて何回か取引の後に、今までの十倍の金額の取引を持ち込まれる。今回の取引で商品をトラックに積み込み搬送する。やがて手形の期日が迫るが手形が落ちない。手形交換所から付箋がついて送り返されてくる。相手の事務所に乗り込むが既にもぬけの殻。仕入先への支払いが出来ず倒産。四畳半のアパートへ逆戻り。毎日、債権者が押しかけてくる。債権者会議で債務者に支払の説明らしきものをするが予定は全く立たない。それまで特定の宗教を信じたことはなかったが、今回のこの一件で神にすがりつきたい気分になる。富士山に本山を置くXX教の信者になる。その教えは神は慈悲深い存在であるから人はどんな罪を犯しても許される。「神は慈悲深い存在である。神は全て導いてくれる。だから人は特に努力をする必要もない。人がするべきことは、ただ神にすがりつくこと。許しを乞うこと。神は存在する故に人は何ゐしても許される」。    
教団の体質として"財務"と呼ばれる寄付、カネ集めに精を出す。より多く"財務"をしたものが教団内部で上に行けるようになっている。何かにつけて寄付を強要される。香炉、数珠、線香、教本、新聞、書籍、仏壇、掛軸、壺、・・・。仏壇や掛軸は単価が高くひとつ売るごとの儲けが大きかった。線香は単価は小さいが消耗品で毎日使い、灰になるたび買わなければならないのでこれもまた儲かった。新聞や書籍は教祖の美談ばかりだった。    狂信的集団の常として社会に害悪をばらまく。「神は存在する。故に人は何をしてもその運命から逃れることはできない。全て神に任せておけば良い。人間の自助努力などというものは全て無駄である」。
6 寺の住職とその息子。息子は大学時代に赤化した。大学は仏教系に私立。

7 走れメロスのような爽やかな読後感のあるもの。

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このブログ記事について

このページは、hhartbeatが2017年3月10日 15:10に書いたブログ記事です。

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